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    ちゃぶログ 〜 not犬ネタと少し犬ネタ 〜

    その他 - - 古都

    JUGEMテーマ:いぬのきもち

     

     

     

    長いこと放置のちゃぶログを お気にかけて下さり

    アクセス頂いております みなさまには、心より感

    謝申し上げます

     

     

    去る11月14日に 父が亡くなり、たいへん忙しく

    していてパソコンの電源を入れることすら出来な

    い状態でした

     

    今回は 画像ナシの近況報告とさせて頂きます

     

     

     

      *  *  *  *  *  *  *

     

     

    今度も奇跡を起こしてくれるかも… と思てた父

    は5ヶ月間の闘病の末、残念ながら他界してし

    もたのですが

     

    亡くなる4〜5日ほど前に介護シューズを買っ

    といて欲しいとケータイから電話をかけて来て

     

    12日の夕方に

     

    ネット注文して 14日に荷物が来るから、

    Hくん(係の人) ちょうど公休日やし車で

    一緒に行くから

     

    と電話をかけた時には、しっかりした声で受け

    応えして 喜んでくれてたんですが

     

    14日の朝10時40分

    茶歩を点滴に連れて行く支度をしてたら電話が

    鳴り ( 父のケータイから )

     

    何時ごろ来るん? かと思て出たら

     

     

    わし今日で終わりや、今日で終わるし…  来て…

     

     

     

    肺を病んでる父は気圧が低く多湿な時は空気が

    重たくて呼吸がしづらいのですが

     

    この日は朝から今にも雨が降って来そうな空や

    ったので、無理して喋らん方がええと思い

     

    どしたん? 呼吸がしんどいん?

    病院の人 そこにいるんやったら代わって

     

    そばで看護師さんの声がしたので代わって貰い

    病状を訊いてみたところ、昨日と変わらず横ば

    いで 緊急性は無いと…

     

    今から茶歩ちゃんの点滴に行って、午後から社

    用で銀行にも行って続きに そっちに行くから

    と伝えて貰ろて電話を切って

     

    さぁ出かけようと思たら、今度は父の病院から

    電話がかかって来て

     ( 父からの電話の ちょうど20分後 )

     

     

       お父さんの状態が急に悪くなりました

       すぐに来て下さい !!

     

    えっ? さっきの電話

    ちょっと調子が悪ぅて気弱になってるだけにみ

    たいな感じで、しっかりした口調やったやん

     

     

    茶歩の点滴は お休みせざるを得ず、すぐに車で

    出て病院に向かいましたが

    父は私のことも弟のことも… 叔母や従姉妹たち

    のことも待っててくれず

    11時8分に1人ぼっちで逝ってしまいました

     

     

    先生や看護師さんからの説明を聞いたところ

    私への電話を切った15分後ぐらいに、急に痰が

    喉に詰まって 呼吸停止し

    すぐに処置をして下さって 息を吹き返したらし

    のですが

    その後、眠りにつくように すっと息を引き取っ

    たそうです

     

    私がカーテンを開けて見た父の顔は

    とても穏やかな優しい表情で、少し笑ろてるよ

    うでした

     

    肺疾患やったので、

    最後は溺れる苦しみのなか… もしくは、その

    地獄の苦しみを緩和するために鎮静剤を使こて

    貰うか…  やったんですが

     

    その どちらでも無く苦しまずに逝った父は

    頰にも眉間にも一切こわばりが無く、ふだん寝

    てる時と同じ顔をしてました

     

     

     

    11時8分・・・

    祖父の命日11月8日には まだ調子が安定して

    いて、私と普通に会社のことで電話のやりとり

    も出来てた父は 11時8分に亡くなり

     

    そやけど 何んで14日やったん?

    11月14日 火曜日、火曜日に亡くなると初七日

    からの お逮夜が日曜日になります

     

     

    葬儀の席で、親戚ほか みんな口々に

     

    Mちゃん(古都)とこのオッチャンは、何んでも

    段取り良ぅてキッチリしてはったけど

    これから自分が危篤になるって 自分のケータ

    イから連絡するなんて、ドラマみたいや

     

    みなが逮夜に集まりやすいように 火曜日に逝

    ったんやろか、兄ちゃんらしいわ

     

    なんやチョット笑ろてるような ええ顔やな

    「 Mには ずいぶん孝行して貰ろてる」言うて

    嬉しそうにしてたしなぁ

     

     

    4月ごろから 父・母・弟が立て続けに入院し

    さらには茶歩の病状も悪くなって来てて

    3人と1匹の世話となってしもた私は、それ

    ぞれみんなに少しずつしか出来てへんだのに

     

    それでも叔母たちに、私のことを褒めて自慢

    してくれてたことを聞かされて

    嬉しさと申し訳なさが溢れかえって、涙が止

    まりませんでした

     

     

    6月に軽い脳梗塞で倒れて認知症が進行して

    しまって徘徊が始まり、施設型の病院に預か

    って貰うことにした母も

     

    仮通夜・通夜・葬儀の3日間とも外出許可を

    貰って みなと一緒に父を見送りました

     

     

      いつか父が亡くなった時には 絶対に母も一緒にと決めていて

     担当の先生が、自分が休みの日でも当直医でも許可証が出せ

     るように日時のところを空白にした外出許可証を書いて下さ

     ってて、すごく助かりました

     

     

    出棺前、父のお気に入りやった半てんは母の

    手で着せて貰い

     

    WCに行くと戻れなくなったり ふと出て行こ

    うとする時が有る以外 ほとんどのことはまだ

    普通に理解が出来る母には

    斎場にも同行して貰い お骨上げも一緒にして

    初七日 (略式で火葬の後に)の法要も 精進落と

    しも みなと一緒に…

     

    父を見送った母のことは気がかりでしたが、

    葬儀の翌日に面会に行ったら

     

    急やったなぁ、そやけどいつかは仕方ないな

    あの時 会いに行っといて良かったわ

    お父ちゃん「 お前 元気そうやな 」言わはっ

    たし頑張るわ

           母は、涙目で こう言いました

     

     

     

     

    去る10月半ば、

    父の病状が少し悪かったので、母の外出許可

    を貰い 一緒に父の病院へ行きました

     

     

    おっ、久しぶりやなぁ

             お前えらい元気そうやんか〜

     

     

    私は頭はあかんけど、体が元気なんだけが

    取り柄やもん

     

     

    結婚して50何年、仕事ばっかり手伝わして

    忙しい思いさして すまなんだなぁ

    ほんまに良ぅ気張ってくれた思てんねん

     

     

    かまへんよ、嫌やと思たこと無いで

    私なんにもすること無かってゴロゴロして

    んの嫌いやしなぁ

     

     

    そうか、もうせんど気張ってくれたんやし

    これからは M(古都)のそばで、あんじょう

    して貰い

     

     

     

    母の病院は うちと同じ町内で キッチンの出窓から建物が見えてて

    徒歩30秒で面会に行けます

     

     

    昭和11年生まれの父、昔かたぎの世代の人

    が自分の嫁に お礼や謝罪の言葉をかけるの

    って なかなか無いそうです

    心で思てても、昔人間ならではのプライド

    や照れが じゃまして…

     

     

     

    通夜の席で この話になった時

     

    良かったなぁ 姉さん

    ちゃんと兄ちゃんに お礼言うて貰えて

     

    うちなんか、結婚してから いっぺんも

    言うてくれんと死んでしもたやん

     

    ほんまやわ〜

    ちゃんと喋れるうちに「嫁に来てくれて

    おおきに」言うて貰いたいなぁ

     

     

    母は、みんなに励まされ支えて貰いながら

    子供みたいな顔で泣き笑いしてました

     

     

     

     

    父とは、亡くなる少し前まで電話で話して

    も面会に行っても

    仕事の話をしながらでも互いに冗談を言い

    笑い合えてたのに

    ほんとに「えっ? なんで 」でした

    まだまだ聞きたいこと、教えて欲しいこと

    が たくさん有ったのになぁ

     

     

    葬儀から数日後、父のケータイを見たら

     

    11月7〜8日

    うちの会社 (ちょい特殊な業種)が お世話に

    なってる コンサルティング会社の担当さん

    ほか何人かの方に電話してて

     

     

    自分はもう病院から出られそうになく、後

    のことは息子と娘に任してて

    もし困った時には相談するよう言うて有る

    から よろしく頼みます

         と、ご挨拶してくれたらしいです

     

       ↑

    と、昔うちでパート勤務して下さってた方

    にお話ししたら

     

    病院のベッドにいてはっても、やっぱり社

    長は社長やってんねぇ〜

    しっかり喋れるうちは社長業して、最後は

    父親として娘に電話しはったんやね

    死に目に間に合わへんだのは悲しいやろう

    けど、声を聞かせて貰えて良かったやん

    最後の体力と気力ふり絞って電話くれはっ

    たことに感謝やね

                と言われました

     

     

     

    ほんまに その通りです

           父には感謝しか有りません

     

    斎場で最後のお別れの時に、私が父にかけ

    た言葉は

     

    お父ちゃん、ありがとう  でした

     

     

     

      *  *  *  *  *  *  *

     

     

     

    ここからは茶歩の近況です

     

     

    茶歩は このところ状態が良く有りません

    11月に入ってからの採血結果は…

     

    BUN  139.5 → 126.7 → 149.2 →150.4 → 150.6

     

    CRE 7.3 → 7.7 → 8.4 → 8.0 → 7.0

     

    IP(リン)  12.7 → 10.5 → 14.4 → 12.0 → 12.5

     

    腎臓の数値については 毎日せっせと点滴に通って

    ても、もう下げることは出来なくなっていて

    いつ尿毒症から全身に毒素が回って1〜2日で逝

    ってしもても おかしくは無い

    いわゆる「末期」の数値のところで横ばい

     

    先生からは

     おそらく年内 厳しい・・・ と言われていて

     

     

    今までは数値を下げるためにしてた点滴が、今は

    もう少しでも余命を伸ばすための処置に変わって

    しもてます

     

     

     

    いつも飼い主が前向きに介護できるよう、明るく

    接して下さり

    不調に陥ってバタバタしても  まぁこんなことも

    有るさ  と飼い主が気に病みすぎんよう励まして

    下さる先生から 初めて厳しい説明を受けました

     

     

    どうにか腎臓の死滅を遅らせるべく受けてる点滴

    で どんどん血が薄まり+腎性貧血で

     

    Hctの方は  25.6 → 23.9 → 23.9 → 21.6%

     ( 20% = 出血多量と同じ状態 )

    いよいよ先週の土曜日から増血ホルモン剤を使い

    始めました

     

     

     

    少し前までは

    点滴の帰りには向かいの遊歩道でカートから下ろ

    してやると、WCしてオヤツを少し食べて散歩…

    やったんですが

     

    今はもう カートから下りても数歩ほど歩いてオシ

    ッコして、その場で立ち止まってしもたり

    どうにか お座りしてても、ゆらゆらと横揺れして

    たり…

     

    カートに戻すと

    今まで座って前や周囲を見てたのが、今はグッタ

    リしてフチにもたれかかったり寒そうにブルブル

    ふるえて底で体を丸めたりしてます

     

    肉球は、いつも氷みたいに冷たいです

    家の中で床暖やファンヒーターを点けて毛布かぶ

    せてやってても、です

    もう末端まで質のええ血液が行き届かへんのやと

    思います

     

     

    ただ、今の茶歩ぐらいの病状やと たいていの仔は

    もう食事を摂ることが無理になり、大好きなもん

    でも食べられへんようになるのですが

    茶歩の場合は 今もどうにかマズイ療法食を食べて

    くれて、オヤツや お肉には相変わらずの執着ぶり

     

    タンパク質・リン・カリウム・ナトリウムが NG

    なので、肉ばっかり与える訳にはいきませんが

     

    先生も

     この数値で食欲が有ることが すごいわ

     

     

     

    父が会社の代表取締役のまま他界してしもたこと

    で、区役所・年金事務所のほかに 法務局や司法書

    士さんの事務所や税理士さんとの打ち合わせ

    うちの業種柄、下水道局や市役所にも 手間で面倒

    な届け出をせなあかんことも有り

    銀行の手続きも、個人のことと 法人のことの両方

    で何回も行かなあかんことになり

     

    葬儀の翌日からは、毎日どこなとに出かけていて

    茶歩は 何日間も留守番が続きましたが

    あえて、出かけなかん用事ばっかりを先に済ませ

    たんです

     

    父の死に目に間に合わずに悔しくて悲しい思いを

    して、今度は茶歩… と考えてしまい

    少しでも早く、少しでも状態がマシなうちに外に

    出なあかん社用を済ませようと・・・

     

     

    茶歩は、8月の下旬に わんわんビーチの温泉に

    浸かってから お風呂に入ってません

    お風呂やシャンプーで体力を奪いたく無いので、

    体拭きだけにしてます

     

    ブラッシングも、あまり長く座らせるのが可哀

    想で まともに出来てません

     

    腎不全からの症状で、口からは 常にアンモニア

    臭がしてます

     

    元気な時には12kgほど有った体重は 今や9kg

    を切ってしまい、筋肉が こそげ落ち痩せ細った

    身体を ツヤを失った毛で隠しています

     

    目は両方とも変色してしまい、シッポを下げて

    トボトボよろよろとしか歩けません

     

    老いて病み、今やもう見た目は お世辞にも可愛

    いとは言えない

    そんな茶歩が 私は自慢です、宝物です

        メいっぱい必死で頑張ってくれてます

     

     

    茶歩に「頑張れ」と声をかけるのはやめました

    その代わりに、どんなに小さなことでも頑張れ

    た時には (頑張れ無かった時でも)

     

    茶歩ちゃん、すごいなぁ〜 上手に出来たねぇ

    よう頑張れたねぇ、えらいなぁ

                とベタ誉めしてます

     

    ごはんを完食できた時にも、お薬を上手く飲み

    込めた時にも

    オシッコしてから 少し歩いてシッポをふりふり

    出来た時にも

    お座布団に つまずかずにTVの前を通れた時も…

     

            なんでもかんでも誉めてます

     

     

     

    昨日 (12/6)が2回めの増血剤やったので、明日

    また採血をします

     

    このところ心臓と肺は安定していて 重度貧血に

    ついては 少しは増血剤の効果が有るかも知れま

    せんが

    口臭(アンモニア臭)が さらに強くなってるので

    おそらく腎臓の数値は上昇してると思います

     

     

    前回の採血で BUN150…

    この数値が160を超えると、いよいよカウント

    ダウンを覚悟せねばなりませんが

     

    今日も 1日を無事に過ごしてくれたことに感謝

    して、また明日も茶歩の飼い主として シッカリ

    頑張ろうと思います

     

     

     

     

      *  *  *  *  *  *  *

     

     

     = おまけ =

     

    末期の数値やから、少しでも余命を削ってしまわんよう ガラス細工

    を扱うように 安静に 安静に・・・

     ↑

    が出来ない… と言うか、この考え方が出来ない私

     

     

    今も たま〜に調子が良い日が有る茶歩

    それが休日とは限らへんので、今までみたいに出かけるのは無理なん

    ですが

     

    数日前、お天気が良くて暖かくて 午前中の診察で状態が安定してい

    ご機嫌も良かったので

    何回も休憩しながら ゆっくりペースで、お隣県(滋賀)JAの催しに行っ

    て来ました

     

    ず〜っとドンヨリの日々やった茶歩ですが

    会場に着いたら少しずつ元気になって、美味しい匂い (近江牛の串焼き)

    を察知して 大きな声で 「ワン !!」

     

          声を出したのって いつからぶりやったやろう・・・

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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