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いぬのきもち いちおう想定内では有ったけど、お母んの手術日と お父んの退院日が重なり
えらいことになった
私は、お母んの入院日は 執刀医からの説明=家族同伴で、もちろん手術当日
は 朝8時前〜 夕刻まで 病院に缶詰め
お父んの退院は 叔母 ( 父の妹 ) と 従姉妹が行ってくれて
木造で築34年の自宅は寒いので
母も留守やし家が冷えきってる 鉄骨造で暖かい
会社の方に帰宅することとなり
退院後は 少し用事をすると微熱が出たり 安静にしてると平熱に戻ったりはし
てるけど、日ごとに落ち着いて来ております
で、お母んの方はと言うと・・・
" 手首の外側に5ミリの穴2つ " と聞いてたので てっきり部分麻酔やと思い込
んでたら、手術前日に痲酔科の医師からも 説明と診察が有り
ナント!! 全身麻酔 昔は 部分痲酔で がばっと切開して… と言うやり方やったものが
今どきは全身麻酔をかけて 関節カメラを入れて…が 当たりになってるらしい お母んが 麻酔薬に対するアレルギーなど全く無いやろうと思た私は
ドッサリ渡された説明書を
ロクに読まずに 誓約書の部分のページに 次々に捺印
とにかく 主治医の先生が《 大当たり》で
いろいろ不安になるような説明もしてゴメンな、いちおう言わなあかんしなぁ まぁ あんまり心配せんとって!! 明日 がんばらして貰うし、Yさんも今晩よう寝といてや と笑顔で、お母んの両肩をポンポン
手術は 朝8:30〜 4時間ほどの予定
"血栓飛ばんように"の着圧ソックスを履いて 手術着はおった お母んを見送って
ほかの手術終了待ちの ご家族さんたちとラウンジで待機
( 関西人 こんなとこでも ごくフツ〜に雑談どす
)
手術室には 3名の患者が入って行き ぶ厚いドアの向こうに3室ある
予定通り12:30に出て来た お母んは、まな板 ストレッチャーのまま 詰め所
となりのガラス張り部屋 監察室 に運ばれて ずずっとベットに引きずり移され
お母ん、かゆいところに手も足も届かん状態でね
ほれっ
このザマで 背中を掻けと言いよった お母ん
寝返りしたら、いろんなもん 引っ張れるっちゅ〜ねん
左手は ギブスに覆われて ベットから ぶら下がってるカンガルー袋みたいなん
に入れてベルトで固定され、右手には 血圧計・点滴・酸素量の計測機・名札
両足は、着圧ソックスの上から エアーで圧かかる巻き物されてて そこから生え
てる何本ものチューブが重たくて足の位置を変えることも出来ひん
顔は 酸素マスクされてて これにもチューブ生えてるし、オシッコ取る管も入っ
てベット脇の袋つながってるから、どないにもこないにも…
麻酔がシッカリ覚めて、かゆいとこを自分でフツーに掻こうとした お母ん
どこもかもが引っ張れてるような おかしな感じに気づいて、 ふと自分の置かれ
てる
まさかの状況 を見て
何これ? だるまやん!! どないもこないもならんな 今晩じゅうは ジ〜ッとしとけ 言うことか そう言うこっちゃ、フツ〜みな ジッとしてはるんや ってか、手足とも どこも動かせへんやろ?
いろんなもん 付いてて チューブやら線 つながってるもん
なんや 足も こっち来ぃひんで
逃げんように、上等な足かせ付いてるわ、ほらっ
と 布団めくって見せてやった
" 麻酔が覚めたあと 吐き気がして悪寒を感じることも有る " らしいけど
お母ん、ベットの敷き物まで湿めるほど 背中ベチャベチャに一気に汗だくに
なってしもて
着替えも何んも、とにかく動く訳にいかへんから バスタオルを丸めて挟んで
ちょっとだけ背中を浮かして パタパタあおぎもって…
さっき お父ちゃんに電話したら 『 わしのことはええし 』て言うてたで わしの世話どころや無いわ、そこに100万円 落ちてても 拾えへんのに 自分の背中も掻けへんで 何が おせちや!! さすがに今年は あきらめたやろ お母ん、思いっ切り笑うと カンガルー袋の中の手が痛いし ぐふぐふ笑ろてた
酸素マスク、くもらしてな
歳のわりに 痲酔の醒めが早かった73才に、担当の看護士さんは
あらぁ〜 早いことシッカリ覚めたね〜
そんなん言えるんなら安心やわ、ちょこちょこ来るけど 何か有ったら 遠慮なく呼んでなぁ
あんまり動いて貰ろたら困るから このあと 私に 主治医 (執刀医)の先生から お話が有り
" ほんまは 包帯の固定だけの予定してたんやけど、実際に中を診たら MRI の画像で確認してた以上に 骨の状態が悪くなってる部分が有ったし、滑膜も
ぎょうさん剥がしたから ギブス固定さして貰ろたんや 1週間ほどで外して、そのあと1週間リハビリ受けて貰うわ で、僕の見た限りでは 細菌より お母さんの自己免疫疾患の方を疑ってしま
うような感じも有って 細胞レベルの検査に出すし、結果が出るんは年末ギリギリになると思うねん
本格的な治療は 年明けからになるな " あとで お母んに
自己免疫が 自分の骨を攻撃してるかも知れんし、もしそうやったら また
余計な滑膜がブクブク増えて来て あちこちの関節を壊しよるし、その免疫を
適度に抑えるような薬を使うことになるんやて お母ちゃん、鉄かステンレスみたいに丈夫やとは思てたけど 免疫力まで強す
ぎるとは思わんかったわ
診察カードだけちごて 自分の関節まで壊してからに と言うたら
なんでも強いのも 考えもんか〜、がっはっは 痛たたた… 翌日には 元の6人部屋に戻り、みなさんと 和気あいあい
片手しか使えへんからペットボトルすら開けられん2人と 足のケガで車椅子
なので物を落とすと拾えへん4人が お互い協力しつつ仲良く…
感じのいい方ばっかりの お部屋
いつも笑いが絶えない よい雰囲気で、私も行きやすくて助かってます
どうでもええことですが
お母ん いちばん奥のベットで、すぐそこに 大文字と妙法の山が見えてます あれから8日・・・ 昨日 ギブスを外した お母んは、毎日リハビリが日課で
28日には 退院する予定ですが
先生から
" 帰っても しばらくは、玉子焼きは切れてもキャベツは切れへんで " と言われると
帰ったら右手で包丁やらハサミ使う練習せなあかんな 犬と同じぐらい 安静の意味が 理解できひんオバハン =健在= そう、お母んは いちおう両利き
基本は 左利きなんやけど、昔の人やし 親に
『 行儀が悪い、みっともない 』と、お箸や字を書くのは直さされたらしく
この2つは 右手で
刃物や針・重たいもんとかバケツとか持つ時・パッと自然に出るのは 左手
今もう 歳とってしてへんけど、バトミントンは左 卓球は右 と言う訳で、この12月は ほんまにギリギリまで忙しい古都さん
1日だけコイツに代わって貰ろて 番犬のフリして目くそカピカピで寝てたい!!
けど、コイツ・・・
なんも手伝わされんように また
香箱スタイルで しっかり手ぇかくしとる
あ〜 そうそう、お母んの入院前日 1つ不思議なことが有りましてね
いつもどおり( お出かけしない日曜日) 散歩がてら お母んとこに寄って
おやつを貰った 茶歩が
水を飲んだあと お母んの左手をベロベロなめ始めて、いつまでも やめへん
かったんよね
今まで こんなん したこと無いのに なんえ? 治してくれてるつもりか? おやつ おかわりの催促なら 甘咬みやしなぁ お母んは基本的に甘いから、めっちゃ甘咬みされる (笑) 雑菌いっぱい付けて貰ろて 嬉しいか? ひぇ〜〜 ヨダレで べたべたなったやんか 茶歩なりの 見舞いやったのか・・・ さっぱり判らん
いぬのきもち