京都には
毎年 祇園祭の宵山(7月14~16日)が始まる前に
カミナリが鳴って夕立ちして、それで梅雨が明けますねん
山鉾巡行の日(17日)は、不思議と雨が降らへんのどっせ
神さんの力どすやろなぁ
ってな 都合よき言い伝えみたいなんが有るけど
今年は 宵山初日を迎えたとたん 過去に例なき
豪 雨
カサの絵 拡大したいわっ!!
災害が少ないと言われている京都市内でも
今回は 数カ所の地域で 土砂崩れや河川はんらんが発生し
郊外の地域では 床上 床下浸水も
そして、郊外より気温が2℃は高い中心地(鉾町)では
鉾建ての日(10日)から
山鉾巡行の当日まで、
どの町内も交代で24h山鉾を見張っておられるけど
酔っ払いの よじ登り・タバコの不始末・悪ガキのイタズラ
いろいろと大変らしい
今年は 雨が降るたび ドタバタと 巨大ビニールかっぱ(山鉾用)を
着せるのが大変だったろう
元もと
祇園祭とは
その昔、大雨により鴨川が はんらんして大洪水となり
暑い盛りのこと、みるみるうちに疫病までもが蔓延したため
もう二度と このような
夏 の 厄 が起きないことを願って
1000年以上前から続けられている
露祓い 暑気祓いの 儀式
なので、本格的な真夏を迎える少し前の この時期に行われます
こちら 月鉾は、三十三基の山鉾のなかで 高さも重量も 最大です
ちなみに 月鉾さんの 手ぬぐいや お守り袋は ウサギさん柄
山鉾は 巡行しながら 街じゅうの厄を積み
厄を満載してるから 長く置いてはいけない とされ
巡行のあと すぐに片付けられます
でも 鉾町の住人でない私たちは
三十三其の山鉾が 一斉に組まれて建ち上がる 鉾立ての日には
まだ
『今年も そんな時期か』と そう盛り上がることも無く
その界隈が 夕刻から通行止めとなり
各鉾町の粽( ちまき)が販売され 夜店も出る 宵山の3日間だけが
どこもかしこも ぎゅうぎゅう詰めで、山鉾なんて ゆっくり見てら
れない、貧血覚悟の おしくら饅頭状態 (3日間で 約100万人)
(誤) 歩行者天国 (正) 生き地獄
市内のホテルや旅館は
全国からの観光客で 宵山~巡行までの間は、ほぼ満室
(料金も、お高いらしいよ~
)
この狭い京都に 人が押し寄せ、さらに気温は上がるわ
中心地の道路は鉾が1車線ふさいで通れないから、ぜんぜん
関係ないとこまで混むわ
三十三基の中で、唯一 船の形をしています
同じ形の 大船鉾は、幕末の大火により焼失し、現在 巡行復帰を
目指して新調中 大船鉾町の皆さん、おきばりやす
あまり知られてないけど
実は 祇園祭は 7月1日~31日までの 長い祭で、山鉾が 片付けら
れた今も 神事や行事は続いています
私も若いころは
(↑いちおう有ったのよ オバサンで生まれて来たんちゃうで)
ほんまの祇園祭の意味なんて知らんかって
夜店目当てやったもんなぁ~ (=苦笑と反省)
誕生日やし 一緒に出かけた仲間たちが、たこ焼きぐらいは
おごってくれて
だけど近年は
露・暑気・水害・疫病をパワフルに追い祓ってくれる 八坂の神さん
も、今どきの流行りモノには 着いて行けずで
地球温暖化がもたらす異常気象には 圧勝とは行かへんのか…
わが家も 15日の明け方
ぎりぎりセーフだった
深夜に雨足が強まって来たので、なんやら気になって
河川情報で 近くの川を見てみると
警戒水位→ 水防待機→ はんらん注意→ 災害のおそれ
と 10分単位で 表示が変わって来て
過去最高水位を 大きく上回って 記録更新
←表彰してる場合か!!
そして・・・
その大きな河川に流れ込んでる わが家のスグ裏の川からも
そのうち
どっぷん どっぷん ごごっ
と、閉め切ってる家の中まで 異音
が 聞こえて来て
まさかね~、と思いながらも ベランダから見てみると
げっ、ヤバイッ
ほら 橋の下を見てみて
あと10分でも降り続いてたら アウトやったかも
基本、お気楽な 古都さんも
こら 写真なんか撮ってる場合やないわ
土のうって 消防署に電話するんかいな?
あと50cmほど増えたら連絡した方がええやろか
いや、さっきから 緊急車何台も通って行くし
もう大きい災害になって 土のう要るとこ有るかも
橋の上に ちゃぶってなったら 電話しよか
と、さすがに いろんなこと考えた(苦笑)
呼んでへん ( ̄  ̄)//"
上の写真
カフェオレ飲み放題じゃないですよ~
降り始めから1時間ぐらいで とつぜん濁って、そのあと
いろんなもんが通過し始めて
折れた木の枝… ペットボトル… 空き缶… レジ袋…
年期はいってそうな板切れに… 細い柱… 木の窓枠
・・・まっ?・・・ ま ど わ く ?
ここより少し上流の地域でも 規模は小さかったけど
山が削れて 国道をふさいでしまったり、お寺さんの裏山が崩れて
物置小屋が半壊したり
たぶん こんなの流れて来て 通過してた
この上流の地域を貫く国道は
民家に被害は出ないものの 毎年どこなと土砂崩れが有り
年じゅう 数カ所に
【工事中・片側通行】の看板
きっとまた この夏も、いくつかのプチ渋滞に引っかかりながら
老犬つれて川遊びに行くことになりそうで・・・
川は無くなってへんけど
(むしろ大きく深くなってるさ)
あっちまで行く道が 今は無いかもなぁ
意味わからへんから 適当に返事してるやろ
(セリフの色 この写真だけ 薄いもん)
だいたい アンタ、溺れてんのか泳いでんのか判らん
ヘタくそな ブタ 犬かきやのに
増水してたら、さらに ブサイク 危ないで
たらいも プールも 買わへん!!
どーせ 引っかき回すばっかりで、10かぞえるまで
ちゃんと浸からへんやろ
出・ま・せ・んっ!!
今、おやつ 関係ないやん
そんな 半分かくれて言うても、あきまへんえ
新聞やニュースによると、ケガ人は出なかったようだけど
敷地内や床下の泥を かき出してる家の方々は、
36℃超えの
猛暑の中での作業が大変だろう
そして、わが家はと言うと
危ういとこで 雨足が弱まって、溢れる寸前で少しずつ水位が下がって
こと無きを得た
うちの裏の川は、ふだんは水深20センチ
山からのキレイな水が流れてて、サギやカモが お食事してたり
(子づれの時期
かわいいよ~)
小魚やサワガニもいるから、夏休みには 近所の子たちが遊んでたり
この 飛び込んでも溺れはせんけど 中途半端に骨折しそうな
浅い ほとんど水ない川が
90ミリの豪雨を受け入れると
カフェオレ大サービスになる
なんて 始めて知った
毎年、人出が最多となる 宵山(16日)は
朝から焼け焦げそうな快晴、気温35℃
山鉾巡行が 予定どおり行われた 一昨日からは
36℃を上回り、梅雨明けも発表された
これって、神のチカラ?
狂う川
神の勝利で
鎮まれど
熱中対策
苦悩は尽きず